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地球のシャシャリ方 3

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生と死を同時に感じるガンガー

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 火葬場のマニカル二カー・ガート。 ガンガーの周りには84のガートがあり沐浴する人・祖霊供養をする人 
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 ここでは24時間休むことなく煙があがっている。男性は白・女性はオレンジの布にくるまれて1度カンガーに浸して茶昆に付される。1体が燃え尽きるのに3時間以上かかる。人生を充分に経験していない子供と出家遊行者は火葬されず石をくくりつけてガンガーの川に沈める。建物の中にはガンガーの横で死を待つお年寄り達に出会った。1番高齢の方で103歳。最高の幸福はガンガーで火葬されること。彼女達は自分の火葬されるときの薪代を寄付してもらいながら自分の死を待っている。 
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  沐浴中の少年。私も足をつけてみたら思ったより冷たい。体が熱気でほてってたのですごく気持ちよく感じた。ガンガー沐浴してみたいなーって来る前は思っていた自分。この地に足を踏み入れたらそんな気にもならなかった。建物の中からガンガーを見渡すとそこで目にした男性の遺体。遺体の横では沐浴をする人達。生と死を同時に感じる時だった。ヒンドゥー教徒はお墓をもたないが日本と同じで命日やなんかには祖霊供養はかかさない。プージャー{礼拝}が毎日日没時に行われ礼拝僧が川に花を浮かべ火を掲げて祈りを捧げるドラと太鼓が鳴り、沢山のろうそくの火が照らされる。でもここでもカーストはあった。焼かれる順番・人の位によって3段階に分かれていた。死んだ後でさえ差別をされて火葬するインドの信仰&社会に神様はどんな事を思いながら見ていらっしゃるのだろうか?初めも終わりもない永遠に回転する輪廻転生の世界。
by maguma090 | 2008-08-31 04:18

 


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